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「妊産婦のための食生活指針」(厚生労働省)の中では、葉酸の摂取の大切さが強調されています。葉酸の摂取量が「神経管閉鎖障害」の発症リスクに関わってくるためです。ここでは、お腹の 赤ちゃんと葉酸 の関係性を確認しておきましょう。
無脳症をはじめとする神経管閉鎖障害とは?
神経管閉鎖障害には、脳が発育しない無脳症や、脳に腫瘤ができる脳瘤などがあります。脳や脊髄など、中枢神経系の源になる神経管が正常に形成されないことが原因とされています。日本における神経管閉鎖障害の発生率は出産(死産を含む)1万人あたり6.0人(1998年当時)とされています。
「妊産婦のための食生活指針」では神経管閉鎖障害と葉酸の関連について、「葉酸の摂取は、多くの疫学的研究により二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発症リスクを低減することが明らかにされており、妊娠1か月以上前から3か月までの間、葉酸をはじめその他のビタミンなどを多く含む栄養のバランスのとれた食事が必要である」としています。
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