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お腹の赤ちゃんと葉酸 どのくらい摂取すればよいの?
1日に摂取する葉酸の推奨量は一般女性で240μgとなっていますが、妊娠期・授乳期の必要量はこれよりも多くなります。妊娠期には240μgを追加して480μg、授乳期には100μgを追加して340μgの摂取が推奨されています。さらに、妊娠を計画している女性や、妊娠の可能性がある女性についても400μgの摂取が望まれます。妊娠の有無に関わらず、誰でも積極的に摂っておくことが大切ということです。
葉酸を豊富に含む枝豆
枝豆には100gあたり260μgの葉酸が含まれており、これだけで一般女性の推奨量を超え、妊娠期においても、推奨量の半分以上を補うことができます。さらに、枝豆には100gあたり2.5mgの鉄分が含まれており、妊娠期に多い貧血の予防にも役立ちます。
妊娠期に摂取する葉酸480μgはかなりの量になるので、必要に応じて栄養補助食品で補うとよいでしょう。「妊産婦のための食生活指針」によれば、食品からの摂取に加え、栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂取すれば、「神経管閉鎖障害の発症リスクが集団として見た場合に低減する」とされています。ただし、葉酸の摂取量は1日に1000μg(1mg)を超えるべきではなく、簡便に摂取できる栄養補助食品を併用する場合には過剰摂取にならないように十分な注意が必要です。
<参考>
妊産婦のための食生活指針(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/h0201-3a.html
執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
監修:山本ともよ(管理栄養士)
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