(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
そもそも胃潰瘍とはどんな病気?
潰瘍(かいよう)とは、皮膚や粘膜などの表面がただれて崩れ落ちている状態を指します。「胃潰瘍」は、胃から分泌される胃酸が、何らかの原因で胃粘膜まで消化してしまい、胃壁がただれて傷つき、ときには筋肉までえぐり取ってしまう状態です。ひどい時には、胃に穴が開くこともあります。
胃潰瘍の症状
胃潰瘍になると、三大症状呼ばれる痛み、過酸症状、出血が生じます。痛みの症状は食後に強く出ることが多いと言われています。みぞおちから左側にかけて鈍い痛みがあり、程度は人によってさまざまです。時にはまったく痛みが起こらない人もいます。
過酸症状とは胃酸の酸性度が異常に高くなることで、胸やけやすっぱいゲップ、吐き気などが見られます。また、潰瘍が進行すると出血を伴う場合があります。ジワジワしみ出る出血から動脈から噴き出すような出血まであり、黒褐色の血を吐く、あるいは黒いタール便が出る場合は胃から出血していることが考えられます。
スポンサーリンク