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近年ブレイクした芸能人、坂上忍さん(48)は、 極度の潔癖性 として知られています。
「一度使ったタオルはすぐ洗濯。家に200枚のタオルを常備し、一日に50枚使う」
「家の外の空気に触れたら入浴」「休みの日は7時間かけて掃除する」など、数々の驚きのエピソードが伝えられています。
さらに坂上さんは、「家に帰って他人がいるのが耐えられない」と、過去の離婚の原因にもなったという潔癖性。もし、あなたの恋人や配偶者が 極度の潔癖性 だったら、愛が壊れる原因にもなりかねません。良い対処法はあるのでしょうか。
極度の潔癖性 は強迫観念が要因
潔癖性とは、医学的には「強迫性障害」の一種で、汚れなどを過剰に気にして、細菌や病原菌などから何らかの汚染を受けるのではないかと、日々不安や恐れを抱き続けることを指します。
具体的には次のような行動に現れます。
・何度手を洗っても気がすまない。
・1日に何度もシャワーを浴びたり、お風呂に入ったりしてしまう。
・電車やバスのつり革、エスカレーターの手すりにつかまれない。
・トイレの便座に座れない。トイレのノブを触れない。
・人と回し飲みが出来ない。同じ鍋や焼肉をつつくのに抵抗がある。
・図書館の本や古本が汚く感じてしまい、触れない。古着を着ることが出来ない。
・他人が触ったパソコンのキーボードや銀行のタッチパネル、エレベーターのボタンが汚く感じ、触れない。
さらに、自分に好意を持ってくれている人の手作り料理やお弁当(特におにぎり等、直接手で触れて作られるもの)を食べることができなかったり、恋人からのキスや接触を拒んでしまったりして、対人関係や恋愛関係に深刻な影響を及ぼすこともあります。
潔癖性ではない人から見ると、「きれいだから大丈夫だよ!」「やり過ぎじゃない?」と思える行動でも、潔癖性の人にとっては、そうしないといけないという強迫観念に駆られていて、必要以上に洗うなどの行動を繰り返し行ってしまうのです。
単なるキレイ好きとの違いは、この強迫性があるかどうか。
頻繁に手を洗ったりしていても、洗えば洗うほどもっと洗いたくなったり、「自分はおかしいんじゃないか」と思ったりすることがなければ問題はありません。
洗わずにはいられないという気持ちに抵抗できない、ということでなければ病的ではありません。
また潔癖性の場合、「自分はキレイだけど他人は汚い」と思っている場合があり、その結果、「家族が入ったお風呂や他人が入った銭湯には入りたくない」と、自分は入浴せず不潔になってもそれは平気ということもあります。
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