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一人で悩まず小児科医に相談を
それでも、クレーン現象だけを見て、子供が自閉症ではないかと心配になるお母さんは多いようです。クレーン現象は自閉症の判断材料の1つでしかなく、実際にはいろいろな観点から複合的に判断します。
心配なお母さんは、まずはかかりつけの小児科医に相談しましょう。その歳、クレーン現象以外でも気になることがあるようならば、何でも相談してください。あるいは、乳児健診で医師に相談してもいいでしょう。
自閉症児ではないのにクレーン現象がある場合は、きちんと対応する必要があります。指さしや言葉などでの意志表示がうまく理解できていないケースが考えられるためです。
1歳半までに指さし に向けて、お母さんも一緒に指さしを
クレーン現象が現れたからといって無理に止めさせる必要はありません。子供の手をとって一緒に指をさしたり、名前を言ったりして、コミュニケーションを図ることが大切です。指差しの意味や言葉を理解していけば、クレーン現象は自然になくなっていくものです。
執筆:南部 洋子(助産師、看護師)
監修:三原 武彦(小児科医、三原クリニック理事長、みはら子育て支援センター長)
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