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中年フリーターの健康リスクとお金の使い方
厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要(平成22年)」によると、糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病をもつ人の割合は40歳以降、男女ともに増加しています。また、世帯所得が低いほど、野菜の摂取量が少なかったり、運動習慣がなかったりするなど、生活習慣に問題がある人の割合が高くなる傾向があることも指摘しています。中年フリーターは、生活習慣病になる大きなリスクを抱えていることがわかります。
中年フリーターの健康リスクとお金の使い方 :保険料の滞納は、医療費が全額自己負担になるので注意
生活習慣病を予防するためには、高血圧、高脂血症、喫煙、肥満といった危険分子をできるだけ減らすことがポイントです。できることはいろいろあります。お酒をひかえる、たばこをやめる、食べ過ぎない、塩分や糖分の取りすぎに注意する、エスカレーターやエレベーターは使わずなるべく階段を利用する、一駅前で降りて職場まで歩くなど、お金をかけずに簡単に健康に投資できます。お金をかけないどころか、食費などの節約にもなります。
また、健康を維持できれば、医療費の節約にもなります。厚生労働省の推計(平成24年度)によると、35歳以降にかかる医療費は2,111万円です。年齢区分別では、35歳~39歳で64万円、40歳~44歳で73万円、45歳~49歳で88万円、50歳~54歳で110万円などとなっています。医療費のうち自己負担は年齢に応じて3割~1割ですが、健康を維持できれば、これだけの医療費が大きく節約できる可能性が高まります。
フリーターの方の多くは国民健康保険に加入していると思いますが、保険料を滞納してしまうと、医療費は全額自己負担になりますので、保険料の滞納には気を付けましょう。貯蓄が少ない場合は、民間の医療保険も検討するとよいでしょう。
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