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中年フリーターの健康リスクとお金の使い方 :家計簿をつけ、無駄な支出に気づくことが大切
まず、現状を把握するために家計簿をつけてみましょう。何にいくら使っているか、世帯の支出傾向がわかります。そうすれば、おのずと無駄な支出を発見できます。総務省「平成26年家計調査年報(家計収支編)」によると、実収入の月平均額239,100円(世帯人員1.74人、世帯主の年齢43.4歳)の場合、可処分所得は205,368円、消費支出は165,907円となっており、消費支出のうち、食料は41,356円、教養娯楽費は15,407円となっています。貯蓄額(可処分所得-消費支出)は39,461円(黒字率19.2%)となっています。
もし、あなたの食費が1月に5万円を超えている、または、教養娯楽費が2万円を超えているようなら、少しバランスを見直した方がよさそうです。正社員・正職員以外の平均賃金は20万円程度であることを最初に述べましたが、月に4万円近い貯金が可能です。貯金があるのとないのでは万が一のケガや病気への対応が変わってきます。
保険料を滞納しないこと、ウォーキングなどあまりお金をかけずに行える運動を習慣にすること、家計簿をつけてバランスを把握すること、少しずつでも貯金を続けること。このようにして生活を安定させれば、フリーターから脱け出すための自己投資にも安心してお金を使うことが可能になるでしょう。
執筆:新美昌也(にいみ・まさや)
ファイナンシャル・プランナー(CFP)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士。1986年、中央大学法学部法
律学科卒業。2004年独立。得意分野はライフプランニング。
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