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流行性角結膜炎に感染 したら会社を休んだほうがいい?
流行性角結膜炎の原因となるアデノウイルスは、風邪のウイルスの一種です。風邪に劇的な特効薬がないのと同様、感染してしまった場合は清潔な状態にして治るのを待つしかありません。処方される目薬は、炎症を少し和らげ、悪化しないように菌が繁殖するのを抑えるためのものです。
特に流行性角結膜炎は家族や職場の人にうつしてしまう可能性が高いので、学校や会社を休む必要があります。だいたい4~10日程度休む必要があり、医師の許可が出るまではプールに入るのも禁止されています。特に子どもの場合はうつしやすいため、流行性角結膜炎にかかった児童や生徒が登校することは、法律上で禁止されています。
うつさない・うつらないために気を付けること
流行性角結膜炎は「手」を介してうつる可能性が非常に高いと言われています。もし身近な人がかかってしまったり、また自身がかかってしまったりした場合は次のことに気を付けましょう。
・目をこすらない
・タオルを分ける
・手を良く洗う
・顔を拭くときは使い捨てのティッシュにする
・感染している人が最後にお風呂に入る
目をふれた手が他人の手に触れ、目を触ったり、掻いたりするとかなりの高確率で感染してしまいます。かかった場合は、「手をよく洗うこと」「いっしょのタオルを使わないこと」この2点を徹底して守りましょう。
一度かかると、かゆみや充血によって日常生活にも支障をきたしてしまう流行性角結膜炎。うつらない・うつさないように予防や注意をし、気をつけましょう。
監修:三原武彦医師(小児科医、三原クリニック理事長、みはら子育て支援センター長)
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