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恋愛パラドックス にはまってしまったことはありませんか?
「私って、どうでもいい人からだけはモテるのよね…」
「いつも、好き な人には好かれないの…」
などのお悩みをお持ちの女性は意外と多いようです。
誰でも好きな人に自分を好きになってほしいもの。
そして、結ばれたいものですよね。この気持ちは男性も女性も変わりません。
古代から意中の相手を自分に惚れさせる媚薬にまつわるお話は世界各地にあります。一度きりの人生ですもの、本当に愛せる人を全力で愛したい、そして愛されたい、と願うのは当然です。
愛し愛されることは人の永遠のテーマなのです。
ですが、恋愛は思うようには行かないもの。
「好きになった人からは好かれないのに、なんであんな人に好かれちゃうのよ!」という矛盾、言うならば「 恋愛パラドックス 」は往々にして起こるものです。
カウンセリングの現場では、このタイプのご不満をよく耳にします。
特に女性からのご不満が絶えないようです。
なぜ、女性は恋愛パラドックスに陥りやすいのでしょうか。
恋愛パラドックス :目の前の女性に全力になれる男性 唯一無二の人を求める女性
その理由はたった一つ。恋愛に関わる男女の本能の違いです。
一般的に恋愛と結婚に関してだけは男性のほうが現実的なのです。
どういうことかといいますと、男性の多くは理想の女性像をしっかりと持っていても、理想の女性と結ばれたいと強くは思っていないのです。
理想の女性に拘るより、確実に自分と結ばれてくれそうな女性を好きになれるのです。
そして、時に独りよがりですが自分なりに大切にできるのです。
つまり、目の前に女性がいれば、とりあえずその人に全力になれてしまうのです。
これは自分で子どもを産めない男性が獲得した本能の一つです。
女性の場合は男性と事情が違います。
結ばれてその男性の子どもを産むということは、男性よりも大きな負担です。
文字通り、男性の一部を身に宿して育てるわけですから、確実に結ばれてくれる人…というだけでは好きになりにくいのです。
その人の欠片をお腹の中に入れるわけですから、全てを愛せるほど素敵でなければ嫌です。できれば尊敬もしていたいのです。
子育て中には女性と子どもを確実に守ってくれる実力も重要です。
そして、そういう男性の子どもならより有利に生き抜いてくれることでしょう。
これは、より確実に子どもを成長させたい、そしてその子どもがより有利に生き残ってほしい、という人間の願望に基づくものです。
男性にもある願望ですが、子育ての負担とリスクがより大きい女性のほうがこの願望により素直なのです。
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