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脳震盪のセカンドインパクト・シンドローム というのを聞いたことはありますか?
実は、一般の人にとっても意外と身近な外傷なのが脳震盪です。スポーツに限らず、転倒や事故などでも脳震盪は起こります。頭部への衝撃によって一時的な脳機能障害を起こす症状のことを「脳震盪」といいます。CTやMRIなど画像診断、では出血や骨折などの異常が認められないのがほとんどのケースです。ただし、短期間に2度目の脳震盪を起こしたときはとても危険な状態に陥ることがあるのです。ここでは、その怖い症状、セカンドインパクト・シンドロームについてみていきます。
脳震盪の症状
脳震盪を起こすと、目のかすみ、頭痛やめまい、吐き気、耳鳴りなどがあります。すぐに意識を取り戻したとしても、これらの症状は起こり得ます。もっと症状が強くなると、呼吸や脈拍が乱れる、記憶の消失、ろれつが回らないといったことが起こります。
かりに症状が軽くても注意が必要です。片麻痺や頭痛、意識障害などを数週間~数か月後に訴えることがあります。それで病院を受診して頭部CTを撮ってみたら、慢性硬膜下出血と診断されたというケースもあるからです。
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