(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
遺伝 :父親と母親、似方はどうやって決まるの?
男の子は、XY染色体をもっています。これは母親のX染色体と父親のY染色体をもらったということです。すなわち女の子のXX染色体は、母親のX染色体と父親のX染色体をもらって生まれた、ということになります。
女の子の2つあるX染色体のうち、1つのX染色体は、弱い働きです。男の子のY染色体は一般に遺伝子情報をあまりもっていないので、男性の場合は、母親の遺伝子が強く出ることになります。そのため男の子は母親に似ることが多いようです。
逆に、母親の弱い方のX染色体をもって生まれた男の子は、母親に似ないで、父親に似ることが多いと言われています。
遺伝 :どうやって決まるの?
子どもは親の特徴を受け継いでいき、これを「遺伝」といいます。「遺伝学の父」と呼ばれているメンデルは、背の低いエンドウ豆と背の高いエンドウ豆を使って遺伝の研究をして、遺伝には優性遺伝、劣性遺伝があることを突き止めました。
親から子に伝えられる特徴を「形質」といいます。生物の細胞のなかには、「遺伝子」があり、この遺伝子が両親の卵子や精子を通じて子に伝わります。子に伝えられた遺伝子が働いて特徴をあらわすので、子は親に似ることになります。外形だけでなく、性質や体の働き具合も遺伝します。
スポンサーリンク