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脳出血の症状 :「高血圧」が危険因子
脳に出血が起きる原因には、高血圧、血管奇形や動脈瘤破裂など先天的な異常、外傷があります。最も多いのは高血圧によるもので、特に中高年以降は血圧が高くなりがちな上、ストレスや心理的な興奮によって血圧が急上昇し、脳出血につながる可能性があります。高血圧の人は、次に見る症状に特に注意する必要があります。
脳出血の症状 が現れたらすぐに救急車を
脳出血の症状 には次のものがあります。
・急な意識障害
・頭痛
・めまい
・嘔吐
・片麻痺
・共同偏視(一方向だけを注視すること)
脳出血が疑われる症状が現れたとき、最も重要なのはすぐに救急車を呼ぶことです。できるだけ動かさないようにします。可能であれば血圧の測定や、持病、服用している薬の確認によって、病院に到着してからの診断が迅速に行われる準備をします。
脳出血が発症してしまってからできることは限られています。自分自身または周囲の人の助けで救急車を呼び、できるだけ早く検査と治療を受けられるようにすることです。一方、脳出血を防ぐには、一番の原因である高血圧への対処が重要になります。高血圧の人は塩分の摂り過ぎに注意し、かかりつけ医のもとで適切な血圧のコントロールに努めましょう。
<参考>
中村GM、検死結果は脳出血…シーズンオフに「お別れの会」開催へ
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/09/26/kiji/K20150926011203480.html
執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
監修:岡本良平医師(東京医科歯科大学名誉教授)
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