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赤ちゃんのお風呂はハードルが高い?
生後1か月までの入浴は、沐浴と言って、赤ちゃんだけが使うお湯でお風呂にいれます。退院の際に産院などで教わりますが、初めてのお母さんには、かなりハードルが高いようです。
ベビーバスは、お風呂場や床に置いて沐浴をすると、実施する人はつらい姿勢をとることになり、すぐに腰を痛めてしまう可能性があります。
現在は、台所のシンクに置ける少し小ぶりのベビーバスがあります。それを使うと、お湯を入れるときも捨てるときも便利です。
また、シンクにビニールを被せて、お湯を入れて、シンク自体をベビーバスとみなして行う方法もあります。
お湯につけたまま、片手で石鹸や泡タイプの洗浄剤を手に取るのは、それだけで一苦労です。慣れるまでは入浴剤を使用することをお勧めします。
ただし、汚れ落ちは石鹸や洗浄剤にはかないませんので、慣れてきたら、赤ちゃん用の石鹸や洗浄剤を使用しましょう。
そして、背中を洗うのに、ヒョイとひっくり返すやり方を教わります。それがまた大変。
ひっくり返して背中を洗うことに夢中になっていると、赤ちゃんの顔がお湯についていて、溺れそうになったりして、大変な思いをした方もいらっしゃるでしょう。
無理にひっくり返さなくても大丈夫。そのまま上向きで、背中に手を入れて洗ってしまってください。
大人は多少のことなら我慢できますが、赤ちゃんは我慢できません。当分は、赤ちゃん中心で考えてください。
確かに育児は大変ですが、いかに手抜きをできるか、ということも楽しんでください。そうした手抜きから、「工夫」が生まれるはずです。
執筆:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
看護師、助産師、タッチケア公認講師。株式会社とらうべ社長。国立大学病院産婦人科勤務を経て、とらうべを設立
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