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ケース2:主婦のB子さん「性感染症にかかった」
「29歳で結婚して3年経つけれど、妊娠しません。婦人科を受診したらクラミジアだと言われて、いまはそちらの治療中です。治ったら妊娠できるでしょうか?通っている婦人科の先生はハッキリ答えてくれないので不安です」
〜相談者へのアドバイス〜
クラミジアとは、性感染症の一種で、近年若い女性に多く、その広がりが問題になっています。クラミジア・トラコマティスという細菌によるこの疾患は、性器に感染する性器クラミジアと喉に感染する咽頭クラミジアがあります。
感染者が多い理由は、男女ともに自覚症状がほとんどなく、気がつかないうちにパートナーへうつしてしまうこと。無症状性感染とも呼ばれ、完治していないと再発して、また感染してしまう厄介な感染症です。症状がある場合は、おりもの以外に不正出血、下腹部痛などがあります。
放っておくと感染部位が広がって、子宮頸管炎から卵管炎、卵管周囲炎などと進んでしまい、排卵や受精などの妨げとなり不妊症の原因となります。
婦人科では、クラミジア感染症治療薬を服用して治します。
クラミジア感染だけが不妊の原因とは限りませんから、今の段階では妊娠の可能性についてどちらとも言えない状況です。とにかく婦人科医の指示に従って、しっかり治療をしましょう。
事例からわかる女性たちの傾向
忙しい日々を送る現代女性たち。優先すべき事柄はいろいろあるとは思いますが、いずれ妊娠を望むなら、年齢にかかわらず、女性としての体が正常に機能しているかどうかについては、何よりも大切に考えたいものです。
とくにB子さんのような、結婚して不妊となって、初めて婦人科を受診する、というケースは多いものです。
もしも結婚してすぐに妊娠を考えるのであれば、ブライダルチェックを受けることをお勧めします。結婚前に自分の体の状態を知っておくことは、もし何かあったら場合にも、気持ちに余裕をもって治療できるでしょう。
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