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ここではたくさんの妊婦さんを看てきた助産師による、「 妊娠による女性の心境変化 」についてご紹介します。
妊娠による女性の心境変化 :「お母さん」らしくなる時期はいつ?
出産後の女性はよく、「お母さんらしくなったね」と周囲から言われます。
女性はいつから母親になるのでしょうか。妊娠がわかった時でしょうか。妊娠中なのか、出産後か、それとも育児中でしょうか。
妊娠がわかった時、嬉しい反面、戸惑いを感じる人もいます。「私に母親ができるだろうか」という漠然とした不安や、生活上の心配をするようになるからです。
でも、この気持ちの揺れは、すぐに、妊娠初期のつわりからくる眠気、ダルさなど、身体の変化にかき消されてしまいます。まだお腹は大きくないものの、身体を何かに支配されているような感覚がうまれ、胎児の存在を意識せざるを得ない日々を過ごすようになります。
身体の変化は、単に、胎児がお腹の中で大きくなる「器の変化」にとどまりません。妊娠すると、これを維持し、胎児を守り育て、出産に耐えうるよう、女性ホルモンの働きが大きく変化します。このため、時には涙もろくなり、普段は気にならない些細なことに傷つき、苛立ち、感情の波に流されることが多くなります。身体の変化が心境の変化をもたらします。
このように、今までの自分から想像できない変化が次々と起きるのが妊娠です。
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