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執筆:山本 ともよ(管理栄養士)
近年、男女ともに「鉄欠乏性貧血」患者が増加しています。
何となくだるい、すぐに息切れするなどが、貧血の代表的な症状です。
貧血は、日常生活で辛い症状を引き起こしたり、何かほかの病気のサインである可能性もあります。
甘くみてはいけません。
早いうちに気がつき対応すること、そして、予防が大事です。息切れやだるさのほかにも貧血のシグナルとなる症状はあります。
詳しくみてみましょう。
「鉄欠乏性貧血」はどういう状態?
貧血は、血液中の「赤血球」が減った状態です。赤血球は全身に酸素を運んでいるので、赤血球が少なくなると酸素が全身に行き渡らず、少しの動作で息が切れたり、疲れやすくなります。
鉄は赤血球の成分であるヘモグロビンを作る材料。そのため、鉄が不足すると赤血球が作られなくなります。体内にある鉄が不足して赤血球が減ってしまう状態を「鉄欠乏性貧血」と言います。貧血の原因の3分の2は、鉄不足による鉄欠乏性貧血なのです。
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