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鉄欠乏性貧血は、男性に比べて圧倒的に女性に多くみられます。成人女性の約1割がこの病気に悩まされており、さらに、貧血予備軍は成人女性の2割以上と言われています。
その原因としては、次のものが挙げられます。
1．月経や婦人科系の病気（子宮筋腫、子宮内膜症など）での出血
2．偏った食事や過度なダイエットによる鉄分不足
3．血液を作るのに働く男性ホルモンが男性に比べて少なく、血液を作る力が弱い
4．妊娠・授乳などで鉄分を多く必要とする
男性の貧血にも注意が必要です。
本来は定期的な出血がなく、血液を作る力が強い男性に貧血症状が見られるとき、消化管出血などの病気が原因であることが少なくありません。
貧血は痩せた女性の病気と思われがちですが、肥満男性にも見られる身近な病気です。
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