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梅雨のダルさを解消する3つの方法
1.洋服で気温差対策
早々と衣替えを済ませた方もいるかもしれません。気温の変化への対策は、洋服での調節が基本です。長袖や靴下は常備しておき、雨の日、気温が低い日には身体が冷えない服装を心がけましょう。
日本気象協会では、天気に合わせた服装指数と服装のアドバイスも提示しています。そのような情報を活用するのもいいでしょう。
2.朝の生活で自律神経コントロール
平日は仕事などで忙しく、「土日は昼まで寝ている」という人もいらっしゃるのではないのでしょうか?
自律神経を整えるのにもっとも大切なのが、生活リズムを規則正しくすることです。
とくに朝の過ごし方が重要。朝起きて、太陽の光を浴び朝食を食べることで、1日のリズムがスタートします。このスタートを一定に保つことで、規則正しくリズムが刻まれていきます。
とくに疲れている時には朝起きるのがダルくなりますが、そういう時こそ朝の生活は変えずに、昼寝や夜寝る時間を早めることで調節しましょう。
3.食事内容を見直して疲労回復
疲れを感じた時には、疲労回復につながる栄養素を積極的に摂りましょう。
次のような栄養素は疲労回復に働きます。
・ビタミンB群(レバー、豚肉、納豆、うなぎ、玄米など)
エネルギー不足は疲労回復を遅らせます。ビタミンB群がなければ、身体の中でエネルギーを作り出すことはできません。
・ビタミンC(柑橘類、キウイ、ブロッコリー、キャベツ、大根など)
ストレスを緩和するビタミンです。身体は、精神的なものだけでなく、環境の変化などからもストレスの影響を受けます。
・分岐鎖アミノ酸(レバー、チーズ、牛乳、鶏肉など)
脳と身体両方の疲労を回復するのに必要なアミノ酸です。脳内に「セロトニン」という物質が増えると、疲労を感じるようになります。
分岐鎖アミノ酸の血中濃度が高まると、セロトニンの生成が抑えられ、脳の疲れの回復や予防に働くのです。また、筋肉の分解を抑える働きもあるため、運動による筋肉の疲労回復に働きます。
・イミダゾールジペプチド(クジラ肉、マグロ、カツオ、鶏肉など)
骨格筋中から発見されたアミノ酸の総称で、バレニンはクジラ、カルノシン・アリンセンは鳥類やマグロ、カツオなどの大型回遊魚に多く含まれています。
疲労は、細胞を壊す活性酸素が過剰になることで引き起こされると言われます。イミダゾールジペプチドには、活性酸素を抑える働きがあり、その疲労回復効果は人による研究で明らかにされています。
とくに疲れを強く感じる場合には、これらの栄養素を食事と一緒にサプリメントで補うのもおすすめです。
どれも日常のちょっとした意識で取り入れられる方法です。
早めの対策・対処でジメジメした梅雨を元気に乗り切りましょう!
<執筆プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
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