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執筆:山本 ともよ(管理栄養士)
忙しい毎日、気づかないうちに疲れが溜まっている…という人は多いのではないでしょうか?
せっかくの休日、有意義な時間の使い方をしたいものですが、体が重い、だるい、眠い…結局家の中でゴロゴロ過ごしていませんか?
このように疲労に悩む人たちに、最近、注目されはじめたのが「筋肉成分」。何だか強そうな名前ですが、蓄積した疲れを吹き飛ばすパワーがあるのでしょうか?
本記事では、「筋肉成分」について説明しましょう。
「筋肉成分」の正体
それはズバリ、「イミダゾールジペプチド」というたんぱく質の一種のこと。
イミダゾールジペプチドには、バレニン、アンセリン、カルノシンなどの種類があります。
はじめて発見されたのは意外に古く1900年で、哺乳類の骨格筋内で発見されました。さらに研究が進み、さまざまな動物においてもその存在が明らかになり、とくに、渡り鳥を祖先に持つガチョウの骨格筋中に豊富に含まれていることがわかりました。
さらに、その濃度が高かったのが、羽を動かす胸肉の部分でした。
このように、骨格筋と関係の深い成分であることから、「筋肉成分」と言われているのです。そのほか、脳や心臓、肝臓、腎臓など広く分布していますが、多くが骨格筋内に含まれています。
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