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良いくしゃみと悪いくしゃみ
くしゃみは、異物を体の外へ出すための反応です。
しかし、意識的にくしゃみを我慢してしまうと、異物を体の中に残してしまうということになります。
そのため、医学的に「良いくしゃみ」というのは「我慢せず、思い切り出すくしゃみ」となります。
一方、悪いくしゃみは「我慢して、口をつぐみ押さえこんでしまうこと」。
くしゃみを我慢してしまうということは、身体の中に異物を入れたままにしてしまいます。そのため、「我慢して、口をつぐみくしゃみを抑えこんでしまう」ようなくしゃみは、身体にとって「悪いくしゃみ」である、といえます。
時と場合によっては、くしゃみを我慢せざるを得ない場面もありますが、医学的には思い切りとまではいかなくとも、小さくてもいいのでくしゃみをした方が、異物を出せるためおススメです。
くしゃみによって「感染が広がる」ことも
くしゃみは我慢しないで、なるべく出すことが自分の身体にとってはとても大切です。
一方で、くしゃみをする場合に気を付けたいのが、「くしゃみによって不快に思う人がいること」そして「自分のくしゃみによって周囲へ菌やウイルスをまき散らしてしまう可能性がある」ということです。
くしゃみは、一回すると数メートル先まで自分の唾液が飛ぶことがわかっています。唾液の中には、菌やウイルスも大量に含まれています。
ですからくしゃみをする際は、口や鼻を自分の手で覆うかマスクをつけるなど、周囲に対しての配慮を心掛けて行うようにしましょう。
<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中
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