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耳掃除をしないとどうなるの?
耳あかは、身体のしくみによって自然に排泄されます。
基本的には食べ物をかんだり、おしゃべりのときなどにあごを動かすことによって、少しずつ自然に中から外へと排泄されています。
ところが、湿性耳垢の人やもともと外耳道が狭い人、子どもや高齢者などは、耳あかが溜まりやすいといわれています。さらに、耳の穴をふさぐほどたまると、耳の聞こえにも影響し、難聴を起こすことがあります。
これを「耳垢栓塞(じこうせんそく)」といいます。
難聴のほかにも、耳の閉塞感や耳鳴りなどの症状が出る場合もあります。また、乾性耳垢の人でもそのリスクはゼロではありません。
たとえば、耳あかが溜まっている状態でプールなどに入ると、水分を含んだ耳あかがふやけて膨張し、耳の穴をふさぐ可能性があります。ですから、乾性耳垢の人も注意が必要です。
耳掃除のしすぎもよくない!?
お伝えしたように、耳あかは自然に少しずつ入口に移動し排泄されるので、とくに乾性耳垢の人は、ほとんど耳掃除の必要がないともいわれます。かえって、無理に耳掃除することで、耳あかを奥に押し込んでしまいかねません。
また、外耳道の皮膚(表皮層)は、ほかの場所より薄くできています。そのため、耳掃除を頻繁にゴシゴシ力いっぱい無理におこなうと、外耳道の皮膚が傷つき、そこに細菌がつくことで炎症を起こしてしまう心配があります。
さらにそれが外耳道炎に発展することもあるので、注意しましょう。
では、どのように耳掃除をしたらいいのでしょうか?
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