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執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士)
「RSウイルス」
子育て中の方ならば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
子供同士の感染力が強く、特に2歳未満のお子さんが感染するとされているRSウイルス。
軽く考えてしまいがちなのですが、しっかり対策をしておかないと怖い症状を引き起こす恐れのある、要注意のウイルスです。
今回はこのRSウイルスについて、ご紹介していきましょう。
2歳までにほぼ100%感染する」ウイルス
RSウイルスとは、肺や気管といった呼吸器感染を引き起こすウイルスです。
主にくしゃみや咳といったつばや唾液を通して感染し、生後1年で約半数、2年でほぼ100%感染するといわれています。
始めて感染した場合は、2回以降に比べて肺炎や気管支炎になりやすいとされており、特に感染した時期が生後数週間から数か月と、乳児の中でも初期の子であればあるほど重症化しやすくなります。
そのため、初期の乳児がいるご家庭では注意が必要です。
また未熟児として生まれた赤ちゃんや、心臓や肺などに障がいを持っている赤ちゃん、持病がある赤ちゃんは標準で生まれた赤ちゃんよりも重症化しやすいため、注意する必要があります。
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