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従来型のうつ病とはどう違う?
新型うつ病も、うつ病と同じように抑うつや不安などの症状が現れますが、大きな違いとして自分の好きなことはできるということがあります。
そのため、たとえば仕事が原因で抑うつや不安などの症状が現れ、会社を休むことになった場合でも、休んでしまえば症状は落ち着き、自分の好きなことを楽しむことができるのです。
また、従来型のうつ病の場合は、「こんなふうになってしまったのは自分のせいだ」という自罰的な傾向があるのに対し、新型うつ病の場合は、「自分をこんな風に追い込むのは、周りのせいだ」というように、他罰的な傾向があります。
このような違いもあり、新型うつ病は周りの人から「怠けている」「ワガママ」と誤解されやすい病気なのです。
新型うつ病の症状
新型うつ病でも、うつ病と同じように抑うつや不安などの症状が現れるというお話をしましたが、全く反対の症状が現れることがあります。
食欲
・従来型のうつ病
食欲が低下することが多い
・新型うつ病
過食やアルコール依存に陥ることが多い
睡眠
・従来型のうつ病
不眠(寝付けない、夜中や早朝に目が覚めてしまうなど)
・新型うつ病
過眠(いくら寝ても眠い)。ただし、不眠の症状が現れる場合もある
調子が悪い時間帯
・従来型のうつ病
朝から午前中に調子が悪い
・新型うつ病
午後から夕方にかけて調子が悪い
この中でも過眠の症状は、遅刻や欠勤などの原因にもなり、周りから誤解を招く一因になることもあります。
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