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新型うつ病患者と向き合うということ
新型うつ病は、本人の性格的傾向にもアプローチする必要性があるため、治療の効果が出るまでに時間がかかる傾向があります。
また、投薬治療だけでなく、カウンセリングや職場の環境調整などが必要になるケースが多いようです。
そのため、家族や上司・同僚など、周囲の理解が得られることが回復する上でのポイントとなります。
たしかに、新型うつ病は、周りから誤解されやすく、周囲の理解を得ることが難しいかもしれません。
しかし、新型うつ病が増えている背景に家庭環境や社会的な要因が関係しているとするならば、周囲の人たちも新型うつ病の患者と向き合うことで、自分自身や周囲との人間関係について見直す良い機会となるのではないでしょうか。
【参考】
福西勇夫、福西朱美監修『新型うつ病を知る本』、株式会社アスペクト、2013年
<執筆者プロフィール>
伊坂 八重(いさか・やえ)
メンタルヘルスライター。
株式会社 とらうべ 社員。精神障害者の相談援助を行うための国家資格・精神保健福祉士取得。社会調査士の資格も保有しており、統計調査に関する記事も執筆
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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