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副交感神経の役割
具体的に副交感神経が優位に働くと、身体は次のような状態になります。
- ・ゆっくりと深い呼吸になる
- ・心拍数が穏やかになる
- ・脳動脈や冠状動脈を拡張させるため、血圧が下がる
- ・消化管活動が活発になり、消化液の分泌量も増える
- ・血糖が下がる
- ・排尿が促進される
- ・免疫力が高まる
先ほどお話ししたように、交感神経と副交感神経は相反関係にあります。
そのため、交感神経が優位になると、身体は上記と逆の状態になります。
副交感神経が働かないとどうなる?
ここまでお話ししたように、自律神経は交感神経と副交感神経がバランスをとり合うことで、身体の機能を調節しています。
そのため、どちらか一方ばかりが働き続けると、安静にしていても心拍数が速くなる、暑くもないのに身体がほてる、胃腸の調子が悪くなるなど、さまざまな不調をきたすようになります。
また、夜になっても副交感神経が働かずに交感神経が優位な状態が続くと、身体は活動時であると認識してしまい、身体がリラックスできずに睡眠の妨げになります。
もし、あなたが睡眠の質や量(時間)に関する悩みを持っているのであれば、それは副交感神経がきちんと働いていないことが影響している可能性もあるのです。
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