やすらかな眠りのために、「副交感神経」を詳しく知ろう

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やすらかな眠りのために、「副交感神経」を詳しく知ろう

公開日時

やすらかな眠りのためにできること

 
なぜ自律神経のバランスが乱れるのか、その直接的な原因についてはまだわかっていません。
 
ただ、不規則な生活習慣や過度なストレスが持続することで、自律神経のバランスを崩すのではないか、といわれています。
 
ですから、自律神経のバランスを整え、睡眠前に副交感神経を優位な状態にさせるためには、規則正しい生活を送ることと、ストレスをためないことが重要なのです。
 
とはいえ、ストレスをためやすい性格の人も大勢いるはず。そんな人のために、副交感神経を高める方法をいくつか紹介します。
 
 

マッサージをする

 
ある研究(※)では、ハンドマッサージを行ったところ、副交感神経の働きが高まり、また怒りや疲労感が有意に減少したことが証明されました。
 
日常生活でも、疲れているときに自分でマッサージを行う習慣をつけると、身体の緊張がほぐれ、リラックスした状態で眠りにつけるでしょう。
 
(※出典:http://opac.lib.yamanashi.ac.jp/igaku/mokuji/YNJ/YNJ4-2/image/YNJ4-2-025to032.pdf)

 
 

リラックス効果のあるアロマオイルを使う

 
自律神経をコントロールしている脳の視床下部は、嗅覚が伝わる「大脳辺縁系」と連携しているといわれています。
 
そのため、とくにリラックス効果のある香りを嗅いで嗅覚を刺激することで、副交感神経の働きを優位にさせることができます。

 
ラベンダーやイランイランなど、リラックス効果の高いアロマオイルはいくつもあるため、好きな香りを探してみるとよいですね。
 
 

ぬるめのお湯に浸かる

 
38~40℃くらいのぬるめのお湯にじっくり浸かることで、筋肉の緊張がゆるみ、身体をリラックスさせることができます。
 
反対に、42℃以上の熱いお湯は、交感神経を刺激して、身体を活動モードへと切り替えてしまうため、夜の入浴ではおすすめできません。
 
 
このように、ちょっとしたことで副交感神経の働きを促すことができます。
 
反対に、寝る前にカフェインを摂る、いつまでもスマホをいじるなどの行為は、交感神経を高めて寝つきを悪くします。
 
ついついやってしまうことも多いと思いますが、やすらかな眠りのために、寝る前の習慣を見直してみましょう。
 
 

<執筆者プロフィール>
伊坂 八重(いさか・やえ)
メンタルヘルスライター。
株式会社 とらうべ 社員。精神障害者の相談援助を行うための国家資格・精神保健福祉士取得。社会調査士の資格も保有しており、統計調査に関する記事も執筆

 
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

 

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