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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
1664件。
これは、2014年に一般市民がAEDを使用した事例の数です(「平成27年版消防白書」より)。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになりました。日常生活でAEDが必要な場面に出会う確率は、高くはありません。
ですが、いざというときにすぐに行動をとれるかが、倒れた人の社会復帰に大きな影響を与えることもあります。
あなたの大切な人、誰かの大切な人を救う手助けとして知ってもらいたいAEDについてお伝えします。
AEDとは?
AED(Automated External Defibrillator)は、日本語では「自動体外式除細動器」といいます。
AEDが行う電気ショックが必要と判断される状態は、「心室細動(しんしつさいどう)」と呼ばれます。
「心室細動」とは、心臓が細かくふるえて血液を送り出せなくなる「不整脈」によって、心停止(心臓が止まる)が起こった状態です。
このような状態の人に対してAEDによる電気ショックを行うことで、心室細動を止めて正しい心臓のリズムに戻すことが可能になります。
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