(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
ある日のこと、喉の痛みと身体のだるさを感じたあなた。
久し振りに体温計を取り出し、測ってみるとやっぱり熱が・・・。
「どうしよう、明日も忙しいのに…。」
そんなとき、「スポーツや入浴でたくさん汗をかけば、早く治るのでは!?」と考える方がいるかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
果たしてその考えは正しいのでしょうか?
ご一緒に詳しく見ていきましょう。
平熱と体温のコントロール機能
体温は脳の「温度調節中枢」によって、身体にとってちょうどよい温度=「平熱(へいねつ)」に設定されています。
そして、平熱を保つために、体外の環境に合わせて「温度調節中枢」が指令を出します。
その指令により、汗をかいて体温を下げたり、筋肉を収縮して発熱を促したりして、体温はこまかく調整されているのです。
これを「ホメオスタシス(恒常性)」といいます。
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