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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
寒さが染みる季節になってきました。
朝晩と日中の気温の寒暖差が激しく体温調節の難しい日が多いですね。
風邪を引いている人も少なくないのではないでしょうか。
ところで、風邪をひきやすい人、ひきにくい人がいるのはどうしてなのでしょう。
また、その差はどこにあるのでしょうか。
今回は「風邪をひきやすい、ひきにくい」ということについて考えてみたいと思います。
風邪を引きやすい人:医師の見解
大川原華織医師(内科医)
生活が乱れている方は、多忙な毎日のため休養が足りず、多くのストレスにさらされがちです。
忙しさから外食が続くと、高糖分・高脂肪の食事に偏り、ビタミン類や食物繊維の不足なども起こりやすくなります。
これらが重なった場合、免疫システムが低下すると言われますので、風邪もひきやすくなるでしょう。
(出典:マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2016/10/18/cold/)
西口めぐみ医師(内科医)
風邪をひきやすいのは、とくに仕事で忙しくしており、睡眠不足の人です。
そういうタイプの人は市販の風邪薬を飲んでも治らず、夜間の救急外来に来られるケースが多いです。
また、そういった方の場合、ストレスにさらされていることが原因になっていることも。
というのも、ストレスには免疫を下げてしまう悪い働きがあるからです。
(出典:エッセオンライン、https://esse-online.jp/32059)
新見正則医師(漢方医)
漢方医学では、筋肉が少なく、消化機能も悪い「虚証」の人は、免疫力が低く風邪もひきやすい。
太っていても、ポチャポチャしたタイプは「虚証」。
体重ではなく、筋量と消化力が免疫力にかかわってくるのです。
(出典:東洋経済オンライン、http://toyokeizai.net/articles/-/24537)
ご覧のように、風邪をひきやすいタイプはストレス、生活習慣の乱れ、免疫力の弱さ、そして、ある種の体質がキーワードになりそうです。
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