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日中の眠気対処法
病気の場合は別として、眠気を解消する方法をいくつかご紹介しましょう。
いっそ眠ってみる!
思い切って眠ってしまいます。
ただし、長い時間はいけません。
15分くらいの短い仮眠をとると、スッキリします。
運転時の睡魔を鎮める対策としてもおすすめですよ。
昔ながらのシエスタやおやつには、これと同じ発想、つまり「眠いなら短く休む」という意味が込められています。
とにかく行動してみる!
眠気は、デスクでじっとしていると余計に増します。
トイレで顔を洗う、外気に触れる、深呼吸をする、ストレッチをする、誰かと話す、目薬をさす…など、何かしら動いて眠気を覚ますのも手でしょう。
なかには、耳たぶを引っ張ったり、ほっぺたをつねったり、痛覚を刺激し自分をいじめることで眠気と戦う、という手法もあるようですよ。
室内の空気をリフレッシュしてみる!
オフィス環境の影響についてお話しましたが、二酸化炭素濃度の上昇が考えられる環境であれば、新鮮な空気を室内に入れると、スッキリして眠気から解放されることもあります。
飲み食いしてみる!
脳を刺激するため、コーヒーやドリンク類を飲んだり、ガムや飴を食べたりする方法も、眠気覚ましに効果があるでしょう。
ただし、カフェイン依存にならないよう、ほどほどに。
まずは生活習慣の改善を
ここまでご紹介した対処法は、いずれも即効性が目的ですが、もっと中期的に大切にすべきは、生活習慣の改善です。
仕事以外の疲れや寝不足をオフィスに持ち込まないように、生活習慣を見直しましょう。
とくに、睡眠の質を高めることを意識して、夜グッスリ眠る習慣ができると、日中の睡魔も少なくなるはずです。
眠気覚ましの方法はさまざまですが、もし、あなた独自の効果的な方法を見つけたら、ぜひ周囲の方に教えてあげて、世の中に拡散させてくださいね。
なお、あまりにもひどい眠気が続くときは、病気の可能性がある、ということをお忘れなく。
睡眠外来など病院の受診も考えてみましょう。
【参考】厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf)
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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