(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
「災害時のボランティア活動と自主的な防災活動への認識を深める」という災害予防の充実と強化を図るため、1995年(平成7年)に「防災とボランティアの日」が制定されました。
毎年1月17日に定められた理由は、1995年1月17日に「阪神・淡路大震災」が発生したことに因んでいます。
また、この日の前後1週間を「防災とボランティア週間」とし、全国的各地でさまざまな催しが実施されます。
今回は、この「防災とボランティアの日」にちなんで、そのボランティア活動や、防災で準備することなどについて見ていきましょう。
災害ボランティア活動
災害ボランティアとは、おもに地震や台風、火山噴火、豪雪など、自然災害により被災した人や地域を支援するボランティアを指します。
阪神・淡路大震災や東日本大震災、最近では熊本地震においても、被災地の復旧や復興に多くの災害ボランティアの活躍があったことは皆さんもよくご存知でしょう。
総務省が5年ごとに実施する「社会生活基本調査」によると、平成28年に災害ボランティア活動に携わった人は、東日本大震災が発生した前回(平成23年)から2.3ポイント減少しましたが、平成18年と比べると0.3ポイント上昇しています。
また、平成28年は熊本地震の発生により、九州地方の行動者率(※)が高いことも読み取れます。
そして、いまもなお多くの人の善意とボランティア精神により、被災地の復興が進められている現状を忘れてはいけません。
※行動者率:10歳以上人口に占める過去1年間に災害ボランティア活動に従事した人の割合
スポンサーリンク