(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
ぎっくり首の予防
前述の原因に気をつけて生活をすると、ぎっくり首の予防になります。
正しい姿勢に直す
普段の自分の姿勢や態度を見直し、徐々に矯正しましょう。
頭の重さは5㎏ほどあります。
脊柱で支えるためには生理的湾曲が必要です。
つまり、頸椎と腰椎は前湾し、胸椎は後湾しています。
このS字カーブである生理的湾曲が保たれるからこそ、クッション機能も果たせるのです。
日常生活でのふとした姿勢や癖を意識してチェックし、改善してゆくことが予防につながります。
定期的に運動する
普段から首回し(頭まわし)、肩回しなどの運動を、仕事の合間などにする習慣を持ちましょう。
太極拳やヨガといった、ゆったりとした動きの運動もおすすめします。
ストレスを発散する
現代社会において、ストレスを受けずに生きることは難しいですから、自分なりのストレス発散方法を見つけておいて、ストレスが溜まったな、と感じたときに実践できるようにしておきましょう。
ぎっくり首に逆効果な対処
ぎっくり首になったきに、気をつけたいことが2つあります。
・揉んではいけません!
痛みがある部分を揉みほぐすのは厳禁です。
炎症を起こしていますから、余計に酷くなります。
また、無理にストレッチなどをするのもやめましょう。
・温めてはいけません!
炎症を起こして熱を持っているときに温めてはいけません。
ただし、炎症が落ち着ついてきてから温めるのは、筋肉をほぐすという意味で効果的です。
このように、首は大変デリケートな性質を持っています。
ぎっくり首になったときは、軽くみないで、初期段階での適切な対処・治療が大切です。
また、いったん治っても、悪い姿勢を直していないなど、原因が取り除かれていないのであれば、同じことの繰り返しになります。
今回ご説明したいくつかの原因に心当たりのある方は、改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
スポンサーリンク