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ネバネバ唾液の解消法
前述の植田教授によると、固唾を呑むことへの対処法は「歯磨き」だそうです。
口の中に物理的な刺激を与え唾液量を増やし、サラサラ唾液に変えていこうというわけです。
ただし、これはあくまでも応急処置的なもので、食事がのどを通らない状態が慢性化しているというなら話は変わってきます。
たとえば、次項に挙げる「ドライマウス」などです。
ドライマウス(口腔乾燥症)
ドライマウスとは、2~3か月以上つねに口の中が乾いた状態になっている症状をいいます。
原因は、加齢やストレス、更年期障害や糖尿病などの病気、薬の副作用などもありますし、食事をするときによく噛まないという習慣も一因に挙げられています。
また、複合的な要因も考えられますので、ケースによってケアの仕方が異なります。
歯科を受診して医師の指導を受ける必要があり、一般的には唾液を出す方法として次のようなことがすすめられています。
舌の体操(舌の筋肉を鍛える)
舌を出したり引っ込めたりする体操を繰り返す
水を飲む
とくに、歯磨き後と食間、寝る前にコップ1杯ほどの水を飲む
ガムをかむ
唾液腺を刺激する。キシリトール入りのシュガーレスがおすすめ。ガムの代わりにだし昆布などでも可
声を出す
発声によって舌と頬の筋肉が動いて、唾液腺が刺激される
よく噛んで食べる
咀嚼は唾液腺に刺激を与える。とくに繊維の多い生野菜などは、比較的長い時間よく噛まないと飲み込めないので適している
趣味や運動をしてリラックスする
好きなことをしていると副交感神経が刺激され「サラサラ唾液」が出るようになる
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