(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
食べ物を落としても3秒以内に拾えば大丈夫、という「3秒ルール」。
どこかで聞いた覚えはありませんか?
古くから存在する迷信のようなこの通説、実は海外でも秒数こそ違うものの「5秒ルール」など、同様の「○秒ルール」があるようです。
さて、日本でよくいわれる「3秒」には、何か根拠があるのでしょうか?
ご一緒に掘り下げてみましょう。
私たちの周りに存在する細菌やウイルス
落とした食品を食べるという行為でもっとも懸念されるのは、なんといっても食中毒でしょう。
食中毒とは、有害な細菌やウイルスなどの微生物、化学物質、寄生虫などに汚染された食品や飲料水を摂取することで起こる、下痢や嘔吐などさまざまな症状の総称です。
もちろん、すべての微生物が有害というわけではありません。
また、家庭の床に存在する菌やカビの種類は、自然界に広く分布している好気性芽胞菌やカタラーゼ陽性グラム陽性球菌、一般的な黒カビが中心です。
これらの微生物が体内に入っても、ふつうの数であれば健康な身体に影響を与えることはありません。
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