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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
つらい便秘が長引くときは、セルフメディケーション(※)として便秘薬を使う方法もあります。
セルフメディケーションを取り入れる際は「どの程度の症状であれば自分で対処可能か」という判断が求められます。
便秘薬についてはどのような点に注意すればよいのでしょうか?
今回は便秘薬について、詳しく解説していきます。
(※) WHO(World Health Organization:世界保健機関)の定義:「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」
便秘の定義
便秘とは「排便回数が減る」という排便の不調です。
個人差がかなりありますので明確な定義づけをするのは難しいようです。
日本消化器病学会によると、
「(排便の回数は)1日2~3回の人から2~3日に1回くらいの幅に広がっています。1日3~4回、あるいは3~4日に1回でも、それが長年の排便習慣で、全く苦痛がなければ便秘と考えなくてもよいでしょう」とのこと。
その一方で
「しかし、便秘薬を使わないと出ないとか、2日に1度でも腹が張って苦しくなるなどという場合は、便秘として治療した方がよいでしょう」とも述べています。
「毎日排便がない=便秘」ではない、ということになりますね。
※日本消化器病学会『下痢と便秘』(http://www.jsge.or.jp/citizen/senmon/geri.html)
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