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更年期障害の基本知識
更年期障害は、閉経をはさんで前後約10年間(45歳~55歳位)に起こる不調をいいます。
女性ホルモンの極端な減少によって起こるさまざまな症状です。
関節痛や手指のこわばり以外に、突然のほてりやのぼせ(ホットフラッシュ)、イライラ、不安感、憂鬱感、集中力の低下、めまい、耳鳴り、動悸、倦怠感、うつ状態…などがあります。
関節リウマチや甲状腺機能低下症などと区別するには、関節症状以外に出ている症状によりますので、注意深く観察してください。
ポイントは更年期のケアと適切な診断
更年期による手指の不調には更年期症状の治療が有効です。
自律神経調整薬や漢方薬などの薬剤療法、ホルモン補充療法(HRT)などがあります。
また、メンタルな要因が不調をもたらしている場合は、カウンセリングや心理療法もおこなわれています。
こうした治療が症状を軽減させる可能性があります。
いずれにしても、他の病気との区別を含め、早期発見・早期治療が重要です。
関節症状の診断には整形外科やリウマチ科、甲状腺の検査であれば内科や内分泌内科、さらには婦人科や更年期外来を受診するなど、除外診断を経て専門医にたどり着くことがポイントといえるでしょう。
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