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乾物のお買い得感について
たとえば、切り干し大根は100gあたり100円台から入手可能です。
これに対して生の大根をスーパーで買うと、1本200円以上はかかるのがこの時期の相場です。
切り干し大根100gをつくるためには生の大根が1kg必要…比べてみていかがでしょうか?
ちなみに切り干し大根は水で戻すと約4倍になります。
また、乾燥ひじきは水で戻すと約8倍、煮物などに使う場合、一人分約3g(大さじ1杯程度)で約24gになります。
乾燥わかめはなんと12倍に戻ります。
わかめ約1g(小さじ1杯程度)で味噌汁約2人前です。
よく使う乾物は、一人前を把握しておくとさらに使い勝手がよくなりますね。
自家製干し野菜
乾物はなにもお店で売っているものに限られません。
自家製の「干し野菜」も美容や健康面から注目されています。
「セミドライ」と「フルドライ」があります。
フルドライ(長期保存用干し野菜)
数日から1週間程度天日干しにした野菜です。
おもに長期保存を目的とし、野菜の水分をしっかり飛ばして、腐りにくくカビがつきにくい状態にします。
長期間紫外線に当てるので、含まれる成分が変わる野菜もあります。
調理の際は水につけて戻したり、茹でたりして使用します。
セミドライ(調理用干し野菜)
天日で数時間から半日ほど干した野菜です。
いわゆる「生乾き」の状態で保存には向きません。早めに調理して消費します。
セミドライは、水分が適度に抜けてうま味や糖分がアップして、おいしく食べられるというメリットがあります。
また、戻す必要がなく利便性も高いです。
空気が乾燥していて寒い秋~冬、天気がよくて風通しのよい春から初夏にかけては、干し野菜づくりに適した季節です。
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