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鼻毛の処理
手っ取り早いからと鼻毛を手や毛抜きでむやみに抜いてはいけません。
粘膜を痛めたり、抜いた毛穴からバイ菌が入ったりします。
鼻毛は抜くのではなく、ハサミや鼻毛カッターで短く切りましょう。
鼻の内部を傷つけないように、出ている部分だけを丁寧にカットしてあげることです。
鼻毛は粘膜を刺激しているので、短く切ると(短く切り過ぎるのはNG!)粘膜の調子がよくなるという人もいます。
耳毛の処理
男性毛としての耳毛は、ひげや胸毛と同様にムダ毛だという人もいますが、身だしなみとして伸びすぎた耳毛のセルフケアをする場合は、鼻毛と同じ「耳毛カッター」があります。
安全に耳の皮膚を傷つけないように毛をカットできます。
鼻毛のケアと両方に使える商品も出回っています。
また、ムダ毛という見地から「毛抜き」を使う人もいますが、無理に引っこ抜くと皮膚を傷つけるためあまりおすすめできません。
このようなセルフケアが頻繁で煩わしいという人は、ワックス脱毛や永久脱毛など、プロの手に委ね美容的に処置する方法もあります。
ワックス脱毛は、ムダ毛処理をしたい部分にワックスを塗り、毛とワックスを密着させ毛根から一気にムダ毛を抜き取ります。
永久脱毛は、毛根や毛をつくる細胞を破壊して毛が生えてこないようにする方法です。
レーザーや脱毛器を使います。
いずれも利用する場合は事前によく調べて、専門店で受けることをおすすめします。
お伝えしてきましたように、鼻毛も耳毛も伸ばし続けても深刻な健康被害はありません。
しかし、周囲を不快にさせないよう「精神衛生」上のマナーとして、適度な手入れは必要です。
どちらも大変デリケートな部分ですから、無理なケアはしないで適切な方法を選びましょう。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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