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肩甲骨の動き
肩甲骨は身体にたくさんある関節の中でもとりわけ可動性の高い関節で、次の6つの動作が挙げられます。
挙上(きょじょう):肩をすくめるなど肩甲骨を上げる動作
下制(かせい):肩を下げるなど肩甲骨を下げる動作
外転(がいてん):肩を内側に巻き込むなど、左右の肩甲骨が外側に動く動作
内転(ないてん):胸を張るなど、左右の肩甲骨を背中の中心に寄せる動作
上方回旋(じょうほうかいせん):腕を伸ばしたまま体の横から上げるなど、肩甲骨を回転させて背骨から離すような動作
下方回旋(かほうかいせん):逆に、上げた腕を下ろすなど肩甲骨を下側に回転させて、背骨に近づける動作
肩甲骨が背中に張りつく!
重い荷物をいつも同じ側で持っていたり、片方の足に重心をかけて立つクセがあったりすると、身体が左右非対称に歪んで、肩甲骨も左右の高さがズレてしまうことがあります。
また、一日中デスクワークばかりだったり、ずっと車の運転をしていたりするなど、大きく身体を動かす機会が少ない生活が続くと、肩甲骨も動かさなくなります。
そうすると、肩甲骨周辺の筋肉が硬直し肩回りの動きが悪くなって、まるで肩甲骨が背中に張りついたような感じになってしまいます。
そして、肩こりや頭痛、耳鳴りやめまいを感じたり、内臓が圧迫されて胃腸の不調や便秘を起こしたり、自律神経が失調したりすることにまでつながり兼ねないのです。
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