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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
悲しくなったり感動したりすると、人は涙を流すもの。
涙が込み上げてきて仕方ない…
でも、涙を流せる状況ではない、泣いている姿を見せたくないことだってままありますよね。
そんなときアナタはどうしますか?
今にも泣きそうだけど泣きたくない、なんとか我慢したいときの対処法について取り上げます。
涙には3つの種類がある
アナタはどんなときに涙を流しますか?
大人になると感情的に涙を流すことは少なくなるかもしれませんが、涙は日常的に分泌され、私たちの目を守ってくれています。
涙には「基礎分泌性の涙」「反射性の涙」「情動性の涙」の3種類があり、それぞれ涙が出るきっかけが違っています。
基礎分泌性の涙
日常的に行う瞬きによって分泌される涙で、成人では一日に1~3mlほど分泌されています。
目が乾燥しないように保ち、細菌による感染から守る役割もしています。
反射性の涙
玉ねぎを切ったときや目にゴミが入ったときなどに自然と出てくる涙です。
異物を洗い流してくれます。
また、あくびをすると涙が出ることがありますが、これは顔の筋肉が大きく動いて溜まっていた涙が押し出されたために起こります。
情動性の涙
嬉しさや悲しさなどで感極まって泣きだすときに出る涙です。
今のところ情動性の涙を流すのは人間だけとされています。
この3種類のうち、涙を見せたくないのに泣いてしまう、というシチュエーションで流れるのは情動性の涙ですね。
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