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冷房で身体の芯から冷え冷え!寒冷ストレスの症状
血管や筋肉を縮めたままでいると、次のような症状が見られますので、当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
とくに、一日中クーラーが効いた部屋にいる、オフィスワーク中心の人は要注意です。
身体の冷えというと女性特有の症状と思われがちですが、冷房などによる冷えは何も女性に限ったことではありません。
空調がきいたオフィスでは、冷えは性別を問わず起こりやすいものです。
手足が冷たい
頭が痛い
肩がこる
腰が痛い、だるい
体がだるい
食欲がない
下痢気味
ただでさえ暑さで疲れやすい夏。
これらの症状が長く続くと、食事や睡眠など生活全般に影響を及ぼします。
また、自律神経の働きだけではなく免疫力や抵抗力も低下して、秋や冬にまで体調不良を持ち越してしまいます。
しっかり対策をとることで寒冷ストレスから身体を守りましょう。
基本は身体を冷やさないこと!寒冷ストレス対策
クーラー使用時の室温の目安は28度、外気温との差は5度以内が適切と言われています。
「寒い」と感じたら設定温度を自分で変えられるとよいのですが、オフィスでは思うようにいかない場合が多いでしょう。
それでも、今日から実践可能な対策をいくつかご紹介します。
室外の気温差を確認しながら、ぜひ試してみてください!
衣服で調節する
できるだけ冷風が直接身体に当たらないように工夫します。
羽織るものや掛けるものを活用しましょう。
カーディガンや厚手の靴下、膝かけをデスクに常備しておくと、通勤の持ち運びもなく便利です。
また、身体を締めつけると血流が悪くなります。
ベルトなどはきつくしないようにして、これからの時期、タイトな服やウエストが締まった服は控えたほうがベターです。
温かい飲み物やバランスの良い食事をとる
暑いとつい冷たいものを摂りたくなります。
飲み物は氷なしでオーダーする、常温や温かいものを意識して摂るようにします。
また、食欲が落ちやすい季節ですが、冷たい麺類などの単品メニューはほどほどにして、主食と主菜、副菜といったバランスのとれた温かいメニューを選ぶようにしましょう。
冷えで疲れた神経や筋肉を回復する効果もあります。
こまめに身体を動かす
ただでさえ身体が冷えているうえに、長時間にわたって同じ姿勢でいると、血流や筋肉にさらなる負担がかかります。
タイミングを決めて、ストレッチや体操をこまめに取り入れることをオススメします。
血流がよくなり筋肉のコリがほぐれるうえに、精神的なリフレッシュにも一役買うでしょう。
このほかにも自宅でできるケアとして、仕事から帰宅後のお風呂はシャワーだけで済ませず、38度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かる、涼しい日は通勤時に遠回りして歩いて筋肉をほぐす…などの方法もあります。
自分に合った方法を見つけて、ストレス知らずの身体で夏を乗り切りましょう。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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