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口腔内フローラを健全に保つには?
平均寿命がますます長くなっている現代において、健康寿命を延ばすためにも口腔の健康はとても重要です。
そのために日々できる口腔ケアを挙げてみます。
毎日のセルフケア
できれば毎食後、丁寧な歯みがきを習慣づけましょう。
ポイントは力を入れすぎず、歯ブラシを小刻みに動かすことです。
歯間フロスの活用もお勧めします。
定期的な歯科検診
歯石やプラークの除去など、普段自分ではできない専門的な口腔ケアを定期的に受けるようにしましょう。
虫歯の有無をチェックする機会にもなり、見つかれば早期治療につながりますので一石二鳥です。
唾液の分泌を促す
唾液は食べ物をよく噛む、人とおしゃべりする…などによって分泌が促されます。
加齢にともない唾液の分泌量は減少しますので、中高年の方はとくにこうした点を意識して行うとよいでしょう。
最近では、口腔内フローラを良好に保つことに着目した機能性表示食品などもあるようです。
また、病院における口腔ケアも、これまでは患者のQOL(生活の質)向上の一環として捉えられてきましたが、在院日数の短縮や使用する薬を減らす、などの効果があるという報告もみられます。
全身の健康と密接に関連している口腔内フローラは、生命の維持に直結していると言っても過言ではありません。
ぜひ今日から意識的にケアをしていきましょう。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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