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頭皮にハリが出ると顔も引き締まる!
前述の頭皮のたるみを改善していくことで、頭皮と顔をトータルでケアすることができるとして、おもに次のようなケアが推奨されています。
頭皮の血行促進
自分で簡単にできる頭皮のマッサージで、頭皮の血流をアップさせましょう。
両手5本の指の腹を使って、頭をつかむようなイメージで、耳の上→てっぺんとサイドの間のもっとも出っ張っている部分→頭頂部の順に頭皮を動かします。
頭皮は敏感なので、強い刺激を与えるのではなくやさしくほぐす感じ、1回に30秒ほど行います。
頭皮の保湿
血行促進も大事ですが、頭皮には乾燥も大敵です。
風呂上がりにタオルドライをした後、保湿成分入りの頭皮用美容液などを使って、頭皮の代謝や血行を促してあげると効果的です。
頭皮が濡れていて毛穴が開いていると、美容液が浸透しやすいと言われています。
なお、洗浄力の強いシャンプーは頭皮の乾燥を招きますので気をつけましょう。
規則正しい良質な睡眠
アンチエイジングに欠かせない成長ホルモンがしっかりと分泌されるためには、入眠直後に現れる深いノンレム睡眠(徐波睡眠)が必要です。
睡眠の最初の3時間にいかにぐっすり眠るかが大切と言われています。
眠りが浅いと成長ホルモンの分泌量が少なくなる可能性が考えられます。
また、朝起きたら太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ「セロトニン」という物質が分泌されます。
そうすると、夜は睡眠ホルモンである「メラトニン」が分泌され、眠気を感じて寝つきが良くなります。
良質な睡眠は、この二つのホルモンの好循環によってもたらされ、アンチエイジングにつながるのです。
たんぱく質・ビタミン・ミネラルの摂取
過激なダイエットは、一方で偏った食生活をしているともいえます。
まだ若いのに頭皮と顔にたるみが出てきたら、ダイエットによる乱れた食生活が細胞や生理機能を老化させているかもしれません。
とくに頭皮ケアには、細胞やホルモンをつくるタンパク質とそれを促進するビタミンやミネラルの摂取が欠かせません。
大豆、季節の野菜や果物、わかめなどの海藻類が推奨されています。
バランスの良い食生活をしていると、摂取した栄養素は自然に身体が必要とする機能に有効活用されますので、健康にも美容にも良い効果が生まれます。
このように、顔や頭皮の直接的なケアに加え、食生活や睡眠といった基本的な生活習慣を整える、内側からのケアも大切だということがお分かりいただけたかと思います。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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