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今回は、 おひとりさまブームの背景 についてみていきます。
さまざまな矛盾を抱えつつも盛り上がった「第1次おひとりさまブーム」は、2010年を過ぎると下火になっていきます。
15年の月日のなかで変化し、第2次ブームへと成熟していった「おひとりさま」の背景には何があったのでしょうか?
おひとりさまブームの背景 :東日本大震災後は「絆の大切さ」が叫ばれる時代に
「第1次おひとりさまブーム」終焉の決定打になったのは、2011年の東日本大震災です。
震災後は、人と人との絆の大切さがメディアに多く取り上げられるようになり、また、「ガツガツして生きるよりプライベートや人間関係を充実させることが大切」という考え方が主流になったこともあって、「ひとりで行動する&生きていく」というような話題が、あまり取り上げられなくなったのです。
その動きと前後するように、2000年代後半から多く登場した「おひとりさま」向けのサービスも、縮小される動きが出てきました。
たとえば、吉野家がオープンさせたひとり鍋専門店「いちなべ屋」は閉店。いわゆる「個食」の需要を見込んでケンタッキー・フライド・チキンが新たに始めた「鶏から亭」も、統廃合が進みます。
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