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シニアの運動習慣 と寿命には関係があることがわかりました。
オスロ大学がノルウェーのシニア男性5,700人以上を対象に行った調査の報告が、「イギリス・スポーツ医学」誌に発表されました。
その結果、ある習慣を持っている人は、それをしない人より5年長生きするそうです。これは、喫煙者と非喫煙者の差に匹敵します。
その習慣とは、週に3時間運動すること。
「運動が体にいいのは当たり前」と思われるかもしれませんが、この調査は11年間続けられ、運動の時間や頻度も細かく研究しているところが興味深いのです。
シニアの運動習慣 :軽い運動でも、何歳から始めても効果あり
一番重要なのは、高齢者でも週3時間の運動を継続することです。
68~77歳で、週に1時間以下の軽い運動を行っている人では、特に変化は見られませんでした。
一方、週に6日、30分の運動を行う人は、運動しない人に比べて、調査期間中に亡くなることが4割少なかったそうです。これまで運動していなかった人が始める場合、心強いポイントもふたつあります。
継続して行えば、運動の激しさは関係ないということ。さらに何歳で始めてもいいということです。レポートによれば、平均73歳で始めた人たちにも効果があったそうです。
研究の著者たちは、この結果を踏まえ、高齢者に運動を勧めるキャンペーンを行うべきだと結論しています。
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