奇声をあげる子どもは発達障害!? 奇声の理由と見分け方 とは

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奇声をあげる子どもは発達障害!? 奇声の理由と見分け方 とは

公開日時

 

「キャーッ!!」

駅やデパートの人ごみや、電車の中などで突然あがる子どもの奇声に対して、周囲には露骨に不快な表情をする大人の姿を見かけたこともあると思いますが、 奇声の理由と見分け方 をご存じですか?

親としては気まずい瞬間かもしれません。
このように、子育て中の親御さんたちにとって「子供が突然あげる大きな声」は悩みのタネ。なかには、こうした子供の行動を「親のしつけのせい」といわれて落ちこんだり、「発達障害かしら?」と悩んだりするケースもあるようです。

 

 奇声の理由と見分け方 :「赤ちゃん」と「幼児」では奇声の意味は違うの?

 

まだ言葉をしゃべることができない赤ちゃんが、「眠い」「かまって」「イヤだ」「楽しい」「こわい」といったさまざまな感情を叫び声で表現するのは、いわば当たり前のこと。そのため、この段階で奇声をあげる行動が目立つからといって、すぐに「発達障害」と決めつけるのは無理があるようです。
ちなみに、1~3歳ぐらいで言葉を覚えたばかりの子供の「奇声」も、基本的に赤ちゃんとおなじ理由で発せられることが多いようです。この年頃の幼児の場合は、まだ言葉で自分の意思を十分に伝えられないため、「ギャー!」と声をあげることで自分に注目を集めて「かまってもらいたい」のだとか。それとは別に、赤ちゃんであれ幼児であれ「大声を出すこと自体が楽しい」という場合もあるようです。

 

こうした理由による子供の大声や叫び声は、4歳ぐらいまでには自然と落ちつくといわれていますが、5歳をすぎてもこうした行動がつづいていたり、1日中叫び声をあげていたりする場合は、「発達障害」の可能性もあるとのことです。

 

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