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6月12日、東京・三鷹市で20代の母親が生後3か月の乳児を激しく揺さぶり、子供が意識不明の重体になっているというニュースが報じられました。乳児は脳挫傷などの症状が確認され、「揺さぶられ症候群」と診断されたとのこと。ここでは、 乳児の頭 を強く揺さぶることはどんなもので、どんなリスクがあるのか、説明します。
乳児の頭 だけではなく身体を強く揺さぶることは虐待
「揺さぶられ症候群」(揺さぶられっ子症候群)は、まだ首がすわっていない乳児を激しく揺さぶることで、脳が損傷を受け、障害が残ったり死亡したりすることを指します。非常に危険な行為であり、虐待と見なされます。この揺さぶられっ子症候群は1970年代に米国で報告されたのが最初で、虐待の指標のひとつとして考えられるようになりました。日本では比較的最近になって、2002年頃から母子健康手帳に注意事項として記載され始めました。
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