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手足口病の集団感染 に注意が必要です。2015年7月8日、埼玉県は手足口病の流行警報を発令しました。手足口病は5歳以下の乳幼児がかかりやすいウイルス性の感染症です。埼玉県感染症発生動向調査によれば、県内医療機関(定点)からの報告数が同年6月29日から7月5日までの間で、1医療機関当たり6.38人に達し、国の定める流行警報の基準値である5人を超えたといいます。手足口病は夏かぜウイルスの仲間で、飛沫感染、あるいは接触感染で広がります。
手足口病の集団感染 :症状と治療
手足口病の原因となる主なウイルスは、コクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71などです。38℃程度に発熱することがありますが、多くの場合2~3日で熱は下がります。感染してから3~5日後には、口の中、手のひら、足底、足の甲、膝伸側部、臀部などに水泡性発疹ができるのが特徴です。乳幼児は、今までにウイルスに感染した経験がないこともあり、発病しやすい傾向にあります。
手足口病に特別有効なワクチンや薬はありませんが、ほとんどの場合は軽い症状だけで時間が経てば治ります。治療は発熱や痛みへの対処が中心になります。夏場はとくに、食欲不振と脱水に注意して、体力の低下を防いでください。こまめに水分補給することが大切です。
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