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放火とメンタルケア について考えてみましょう。
男性が妻への腹立ちまぎれに自宅に放火、そして子ども4人が焼死という非常にショッキングなニュースがありました。
腹立ちのきっかけは、単身赴任先に出かけるときに妻が自分を見送らなかった…と報じられています。
子ども4人の焼死という結果の大きさから考えれば、このような事件のきっかけは驚きを持って迎えられたことでしょう。
また、別の事件では子どもの嘘に腹を立てた母親が5歳の次女の腹を蹴り飛ばして内蔵損傷という重傷を負わせる事件もありました。
子どもの嘘はたしかに腹が立ちます。注意する必要もあります。
ですが、内蔵損傷という結果を考えると、しつけの一環で打ちどころが悪かった、というレベルではないでしょう。
その瞬間の母親には次女が憎々しい敵に見えたようです。瞬間的には殺意もあったかもしれません。
「イライラ」を態度に示す人、示さない人
これらの事件の怖いところは、ご夫婦または親子の間ではそう珍しくない出来事が引き金になっているという点です。
確かに自分の身で考えても「イラッと」するような出来事ですが、決して珍しいことではありません。
むしろ、ご家族がいれば誰もが日常的に経験していることが事件の引き金になっているのです。
これは特別な人にだけ起こる特別な事件と割り切ってよいものなのか、誰にでも起こり得る事件として心配すべき事件なのか、判断に迷います。
自分の身近でも起こるのではないかと、ご心配の方も多いのではないでしょうか。
ここでは、何がこの父親と母親をこのような短絡的な行動に駆り立てたのか考えてみましょう。
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