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ここでは清宮選手を参考に妊娠時から子育てまでの 母体と子どもの栄養 の大切さについて、また近年問題となっている事象について、掘り下げてみましょう。
いま、高校野球で「すべてが規格外」と注目を集めている大物ルーキー・清宮幸太郎選手(早稲田実業・1年)。リトルリーグで世界一に輝いた経歴、実力もさることながら、その恵まれた「体格」にも注目が集まっています。
清宮選手の現在の身長は183cm、体重は97kg。出生時の体重は3800グラムと、平均よりもかなり大きな赤ちゃんでした。清宮選手の父・克幸氏は、元ラグビー選手であり、現在は今年3月に日本一に輝いたラグビークラブ・ヤマハ発動機ジュビロの監督。母・幸世さんは、フードマイスターの資格を取得している方とのこと。このあたりにも、大物ルーキー誕生の秘密がありそうですね。
母体と子どもの栄養 :赤ちゃんの低体重が問題に
父・克幸氏は、最近のメディアのインタビューで「ラグビーの監督と親を同じ目線でやっている」と語っています。また、母・幸世さんは「保育園の献立表を見て夕食のメニューを考える」「ジャンクフードのような栄養価の低いものを与えない」など、幸太郎さんが幼い頃から、食事における栄養のバランスに気を遣われてきたということです。
しかし、大きく産まれて大きく育った清宮選手の例とは対照的に、いま日本では赤ちゃんの出生時の体重の減少が問題となっています。
内閣府の資料によると、赤ちゃんの出生時の平均体重は1970年代半ば以降減少をつづけ、現在も体重増加の傾向は見られません。
確かに、出産のリスクを考えれば、小さく産んで大きく育てるのは理想です。しかし子どもは、両親から身長が遺伝する割合が高く、生まれるときには、母親の体格に相当するサイズが通常と考えられています。
過度に子どもの体重が減少しているケースについては、「妊娠時の栄養不足・栄養の偏り」を理由にあげて、警鐘を鳴らす専門家もいます。
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